発達障害児との出会い
3700g越えで生まれた第二子。
0歳から1歳までは、定型発達の成長曲線でした。
ぷくぷくと元気に育ち、母子手帳のチェック欄もすべて問題なく「はい」を選べました。
違和感に気付いたのは「最近、喋らないな」。
日々増えていった言葉は、日を重ねるごとに消えていきました。
「男の子はそういうものだよ」という周りの声に
「そうだよね」と答えながら、
頭の隅には「発達障害」の文字が浮かんでいました。
喋らなくなった第二子。
家は静かなものでした。
初めてのことがたくさん
発達障害には原因なんてない、
と頭では分かっていても
「何がいけなかったんだろう……」
「どうしてうちの子なの……」
と悩む時期がありました。
私たち夫婦は発達外来での診察初日に、
発達障害、自閉スペクトラム症、知的障害の診断名を伝えられました。
1歳を過ぎた頃から発達のアンバランスさが目立っていた息子。
落ち着きがないし、増えていた言葉も消えていきました。
ハッキリさせるために診察に来たのに、
私が思っていた以上に3つの診断名は、
ショックが大きかったです。
2人目不妊で治療をし、元気に生まれてきてくれた長男。
よく眠って、よく食べて、私をママと呼んでくれた記憶がブワッと頭を駆け巡りました。
「この子を病院に連れて行ってよかった」「診断名が付いたって、息子は息子だ」「障害児の親としてではなく、この子の親として、成長していく息子に私たちが出来ることはやってあげたい」と強く決意しました。
他の子と比べてしまう…
保育園へ行っては定型発達のクラスメイトと比べてしまい、
家では「長女はこの子の年齢の時、あれも出来てたな、こんなことも出来てたのに……」
と比べてしまう始末。
買い物に行けば脱走。
捕まえると奇声。
水が好きで服を着たままこっそりお風呂に入る。
バケツで汲んだ水を廊下にぶちまける……
𠮟り方も分からず、毎日怒っていました。
突然の出会い
検索魔になっていた私は、
YouTubeで発達障害のお子さんの成長を発信しているアカウントを見付けました。
成長過程、親の困りごと、福祉サービスについて、共感できることがたくさんあり、
また制度についてはとても勉強になりました。
そして思ったんです。
私からの発信でも、助けになる人がいるのでは?と。
そして、SNSを始めました。
Twitterです。
リアルではなかなか出会えない同じ悩みを持つ方と出会い、繋がりたい。
自分の経験を発信して、私からの発信を受け取ってくれた人とお互いに成長していきたい。
そう思ったからです。
Twitterでの出会い
Twitterでは毎日投稿することで、イイね・共感をもらえました。
ありのままの姿、日常のひとコマ、困ったこと、吐き出したいこと……
ツイートを発信し、私と同じように発達障害児を育てるママさんたちと出会えました。
悩みを共有したり、アドバイスをもらえたり、励ましの言葉をくれたり……
本当に嬉しかったです。
新しい見方を知ったり、学びがあったり、視野が広がりました。
素直な気持ちをツイート
Twitterを始めてみたものの、今までSNSを駆使していたわけでもなく……
独りよがりなツイート、これが誰かの役に立つのかな……
と思っていました。
そんな中、息子が療育手帳を取った時の心情をツイートすると1000…2000…3000のインプレッションがありました。
いつものツイートよりも興味をもってもらい、
ツイートが拡散され、普段より多くの人の目に触れたのです。
この数字を見たとき、驚きがいちばん最初にありましたが、
私と同じような悩みを持っている人がいるんだ、と確信しました。
なので私は、自分の経験を言葉にして発信していこうと決めたのです。
※インプレッション…ツイートがタイムラインに表示された回数のこと
次はあなたの番
スマホから手軽にツイートすることで、
自分より先輩のママさん、まだ検査・診断を受けておらずモヤモヤのママさん。
いろいろな立場の方との出会いや情報共有ができます。
自分の中にある悩み、気付き、発見を自分の中に留めておかずに、
その経験、知識をあなたの言葉で発信しましょう。
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