こんにちは!こまちです
うちには重度の知的障害と自閉スペクトラム症、多動の特性を持つ6歳の息子がいます。
2025年の春には小学生になるので、
特別支援学校に通わせるか、
近くの小学校にある特別支援学級に通わせるか、
大きな問題でした。
この記事では、
同じように子どもの就学先に悩んでいる方や、
「特別支援学校と特別支援学級って、どう違うの?」
と思っている方に向けて、
私が調べてみた内容をまとめてみました。
専門用語がなく、さっと読める内容なので、
これから就学先を考えるママたちの参考になれば嬉しいです。
1. 特別支援学校と特別支援学級のざっくりとした違い
特別支援学校とは?
- どんなところ?
障害のある子どもたちが集まって学ぶ学校です。
知的障害や自閉症、身体障害など、
いろいろな障害特性に応じたコース・クラスが用意されています。 - 学ぶ内容やサポート
一人ひとりの障がいや特性に合わせて、勉強や生活のサポートをします。
たとえば、
言葉の練習が必要な子どもには言語の専門の先生がついたり、
体を動かすのが難しい場合はリハビリの先生が手伝ってくれます。 - それぞれの子どもに合った支援計画を作りながら学べるので、
自分のペースで成長しやすいのが特長です。 - コミュニケーションの取り方や社会生活の練習など、
将来自立するためのサポートをたくさん受けられます。
特別支援学級とは?
- どんなところ?
一般の小・中学校の中に設置されている“特別支援クラス”のこと。
クラスの人数は少なく、子ども一人ひとりに合わせた指導を行います。 - 学ぶ内容やサポート
基本的には通常学級と同じ学校に通いながら、
必要なときに特別支援学級で学習や生活指導を受けます。
たとえば、特定の教科や活動だけ特別支援学級で行い、
それ以外は通常学級に参加する「交流」ができるところが大きなメリット。
学校行事や友だちとのふれあいも多く、地域の中で生活する感覚をつかみやすいです。
2. 子どもの特性を理解することが第一歩
うちのしょーくんの場合、こんな特性があります
まずは、
お子さんがどんな特性を持っているのかを
理解することが大切です。
うちのしょーくんの場合、
診断を受けた際にこんな特徴があると言われました。
- 多動:じっと座っていられない、教室内を歩き回ってしまう
- 知的障害:理解するのに時間がかかる、難しい説明は分かりづらい
- 自閉スペクトラム症:新しい環境に不安を感じやすい、特定のことにこだわりが強い
こうした特性があると、
通常学級では対応が難しいことが多いと説明されました。
3. うちの息子(6歳・重度知的障害・自閉スペクトラム症・多動)が感じるメリット・デメリット
私が調べたり、先輩ママから話を聞いたりしてまとめたメリット・デメリットを紹介します。
特別支援学校のメリット
- 専門性の高い先生やスタッフが多い
病院や療育センターと連携している場合もあり、
医療ケアやリハビリなどのサポートが手厚い印象。 - 個別対応がしやすい
子どもの特性に合わせたカリキュラムを柔軟に組めるので、
学習や生活面で細かいフォローを受けやすい。 - 通う子どもたちの障害特性が似ている
お互いを理解しやすく、
本人が安心できる環境を作りやすい。
特別支援学校のデメリット
- 学校の数が限られている
自宅から通える距離に必ずしもあるとは限らない(スクールバスが出る場合も)。 - 地域の子どもたちと関わりが少ない
地元の普通の小学校とは違って、
地元の友だちとの接点が減るかもしれない。
特別支援学級のメリット
- 地域の学校に通える
地域の友だちと一緒に登下校できたり、
行事に参加したりしやすい。 - 環境の変化が少なく安心
幼稚園や保育園の友だちが同じ学校に進学することが多いので、
顔見知りがいて心強い。 - 将来的な選択肢を広げやすい
状況に応じて、
通常学級へ移行できる場合がある。
特別支援学級のデメリット
- 先生の専門知識や人員体制に差がある
学校によっては
特別支援教育の経験が浅い先生もいるかもしれない。 - 周囲の理解が不十分な場合がある
学校全体で支援体制が整っていないと、
トラブルや誤解につながることもある。
3. どっちを選ぶ? 決め手になるポイント
決定するのに、半年以上悩みました。。。
- 子どもの障害の程度や特性
うちのしょーくんのように重度の知的障害や多動、自閉スペクトラム症がある場合は、
手厚い支援が必要なことも。
特別支援学校なら専門的なケアを受けやすいですが、
地域の学校に通わせたい気持ちも強い場合、
特別支援学級も検討したいところ。 - 通学のしやすさ
特別支援学校は遠い場合があるので、
通学時間や送迎の負担を考える必要があります。
毎日のことなので、
子どもがストレスを感じない通学方法かどうかは重要。 - 学校の雰囲気や先生の熱意
実際に見学や面談をしてみると、
学校によって雰囲気が全然違います。
教室の様子、先生の対応、
子どもたちの雰囲気などを見て、
「ここならうちの子も落ち着いて通えそう」
と思えるかどうかが大きなポイント。 - 将来を見すえて考える
進路や就労の準備、生活スキルの習得を
どの程度重視するかによって、
特別支援学校が向いている場合があります。
一方、地域とのつながりを育みたいなら
特別支援学級のメリットが大きいことも。
4. 最終決定は「特別支援学校」わが家のこれから
私はしょーくんを特別支援学校に通わせるか、
特別支援学級に通わせるか、
ずいぶんと悩みました。
調べてみて分かったのは、
どちらを選んでも「子どものペースで成長できるか」が一番大事
ということ。
- 特別支援学校:専門的なサポートが手厚い。
通学距離や地域交流が課題になる場合も。 - 特別支援学級:地域の学校に通える安心感。
先生の専門知識やサポート体制は
学校によって差があるかもしれない。
同じように悩んでいる方は、
実際に学校見学や教育委員会への相談などに
取り組んでみることをおすすめします。
少し話を聞くだけでも、
「イメージが湧いてきた」「次に何を調べればいいか分かった」
と前進できるはずです。
わが家の最終決定は、「特別支援学校」。
決め手は以下の3つ。
その1、進学を見据えた環境か
小学校の次のステップを考えたとき、
支援学校で学んだ方が安心だと考えました。
中学校も高校も、
特別支援学校へ行くと確信しているからです。
中学校に入る時に大きな変化を味わうのは避けたいと思いました。
その2、特性に合った支援があるか
重度の知的障害や多動があるので、
落ち着いて学べる環境があるかが重要でした。
発語がないので、
言葉以外でのコミュニケーションを
積極的にとってくれる学校を選びたいと思いました。
その3、身につけたいことを学べるか
特別支援学校での授業を見た時、
植物を育てる→自分たちで調理という内容がありました。
生活スキルやコミュニケーションの練習が
日常的に取り入れられており、
社会に出る準備ができる点も決め手のひとつです。
就学先を決定して、ひと段落。
これからも、
このブログで私たち家族の経験や調べたことをシェアしていくので、
一緒に情報交換しながら、
子どもたちにとってベストな環境を見つけていきましょう!
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
皆さんのお子さんが、自分に合った環境でのびのびと成長できますように。
私もしょーくんと一緒に、
ゆっくり一歩ずつ歩んでいきたいと思います。
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