2021年2月に初めてのてんかん発作で倒れ、障害者になった こまち です。
初診日から半年経った頃。
神経内科の先生から「手帳の申請どうする?」という話がありました。
結論
【手帳のメリット考えたらデカかったので取得】
しました。
あくまでも私にとっては、ですよ。
この手帳、正式な名称は「精神障害者保健福祉手帳」といいます。
対象となる人は、
精神の病気がありその病気のため
長期間に渡って普段の暮らし、
社会生活に制約のある人です。
初診から半年経って初めて申請できます。
メリット①障害者雇用の求人に応募できる
会社にはその規模にもよりますが、
法律で「これだけの割合は障害者を雇いなさい」と決められています。
「障害者雇用促進法」といいます。
メリット②就労支援のサービスを受けられる
「障害者雇用促進法」で、
積極的に訓練を受けられたり
雇用の機会が与えられています。
メリット③いろんな税金の控除や減税がある
手帳の等級によって金額や内容は変わってきます。
いろいろあって、ややっこしいです。
メリット④交通機関の料金が安くなる
公共施設の料金、
公共料金にかかるお金の減額があります。
地域によって異なる制度もあります。
私にとって障害者手帳のメリットは障害者枠での雇用
少し前、
公務員の水増し問題がありました。
メガネをかけているので視覚障害者として登録しています!
みたいなトンデモナイことが。
あのとき、
全国で一斉に公務員試験があって、
あわよくば!と受けました、ハイ落ちました。
毎年、
市役所からも障害者枠の公務員採用試験は広報に載っています。
年々近づいてきていた年齢制限でしたが、
ついに追い越してしまいました(笑)。
ところで、今の職場は障害者福祉施設です。
介護福祉士としての勤務です。
一般雇用の求人で行ったものの障害は隠さずに伝えたところ
「障害者雇用促進法でのノルマクリアできるから助かります」って言われました(苦笑)。
求職サイトでは、
障害に応じて配慮してくれる企業なんてのも
検索すると出てくる便利な世の中です。
私とってのメリットは雇用の機会があるということですが、
デメリットはどんなものでしょうか。
デメリット①手帳の申請や更新時の費用&手間!!
診断書の料金でお金が必要だったり、
いろんな書類を書かなきゃいけなかったりで割と手間がかかります。
介護福祉士で僅かながら知識があった私でも、
倒れて頭がフラフラの状態では、
申請書、診断書は骨が折れました。
内容を知っているのと、
実際に書くのとは大違いでした。
家族なり、
信用のおける知人なり、
助けてもらえる人に遠慮なく助けてもらいましょう!本当に!
デメリット②会社、他人に知られる危険性
年末調整の書類や、
確定申告の申請書に「障害者」と書く欄があります。
控除を受けるためです。
私はむしろ、
当時はかなり混乱していて、
精神的に追い詰められ、
切羽詰まっていたので、
公的に障害者だと認められることで「よっしゃ!」って感じでした。
「障害者なので!」っていう逃げ道をゲットして、
自分を存分に甘やかしました。
こんな私が後悔していること
実の親、
夫の両親には「手帳の申請をする」と相談していて了承済みでしたが、
兄弟にも聞いておいたほうが良かったかなぁと今では思っています。
身内に障害者が……ってなったとき、
何か困ることがあるかも知れない。
当時、
下の兄弟はまだ未婚だったので、
今から思えば、
ひとこと言っておいたほうが良かったかも、と。
それでも手帳を取得してよかったな、
と思いますし、
これからも更新手続きをしていくつもりです。
もちろん、
周りの力を貸してもらいながら、です。
私の人生が、
どなたかの背中を押せるのであれば、幸いです。
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