療育手帳の更新に行ってきた!7歳・DQ26で見えた成長と手続きのリアル

こまち
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こんにちは、こまちです!

わたしは、7歳の自閉症の息子・しょーくんと暮らす母です。

先日、療育手帳の更新に行ってきました!

「手帳の更新なんて、ただの手続きでしょ?」

正直、私も最初はそう思っていました。

でも実際は…

待ち時間あり、体力消耗あり、でも”成長も感じられる”一日でした。

今日はそのレポートと、ちょっとした親心を記録しておこうと思います。

※注意※
自治体によって手続きの流れや必要書類が異なる場合があります。詳細は各自治体にご確認ください。

自分で予約!お知らせは来ません

まず驚いたのが、「更新時期のお知らせが来ない」ということ。

そう、自分で気づいて、自分で児童相談所に予約を取るスタイルなんです。

私は手帳の有効期限を見て、

「そろそろかな?」と思ってから各自治体の児童相談所に電話。

「療育手帳の更新で予約したいです」と伝えると、

スムーズに案内してもらえました◎

当日の持ち物は?まさかの40分待ちも…

当日向かったのは、児童相談所。

ここでは、K式発達検査と保護者への聞き取りを行います。

うちの地域では、持ち物は特にありませんでした。

ただし……油断していたのが、待ち時間です。

予定の時間通りに到着したのに、

「前の方がまだ終わっていなくて…」と案内され、

まさかの40分待機

40分待ちには準備が足りなかった!

一応、電車の本、お気に入りの写真、最終兵器のおやつ、ジュースを持参していたんです。

「スマホもあるし、大丈夫でしょ」と思っていたけれど…

40分待ちには全然足りませんでした!

幸い、館内をお散歩できたのが救いでした。

階段の上り下りで時間を潰せて、何とか時間をつないだ感じです(´;ω;`)。

待ち時間対策のおすすめ:

  • いつもより多めのお気に入りグッズ
  • 時間を潰せる場所があるかの事前確認
  • 心の準備(「時間通りにいかないかも」という覚悟)

しょーくん、K式発達検査に挑戦!

検査時間は30分程度(待ち時間の方が長い…)

当日は、K式発達検査を受けました。

この検査は、

子どもの言葉・手の動き・見立て遊び・社会性など、

知的発達の全体的なバランスを見るもの。

遊びのようなやりとりを通して、

お子さんの発達年齢や得意・不得意の傾向を把握することができます。

その日しょーくんはつみきを8つ積むことができました

「崩さないように、そーっと、でも真剣な表情で積み重ねていましたよ」

と教えてもらい、ちょっと胸がじんとしました。

さらに、見立て遊びでは、

お人形にご飯を食べさせたり、

口を拭くまねをする模倣もできたそう。

日常ではあまり見られない姿だったので、

「ちゃんとやりとりを理解しているんだな」と

新しい一面を見た気がしました。

実際に検査の様子は見れていないけれど、

拒否の声が聞こえなかったので、

多分楽しんでいたと思います。

母は別室で聞き取りインタビュー

その間、私は別室で聞き取りに応じました。

内容は主に、

・普段の生活の様子
・学校や園での過ごし方
・困っていること
・現在受けている支援の状況

などについて、丁寧に聞いてもらえます。

検査官の方に「7歳くんは、お手伝いはしますか?」と聞かれて、

「…そうか、この年齢ってお手伝いするなぁ」って妙に感心してしまいました。

定型発達の子の基準を改めて知る機会でもあるんですね。

時々、うまく言葉にできず詰まってしまったり、

話しながらああ、しょーくんも少しずつ変わってきたなと改めて感じることもあって。

この聞き取りは、

親にとっても”自分の気持ちの整理”になる時間

だなと思いました。

がんばった7歳と母

待ち時間のあいだ、

しょーくんは施設内をうろうろしたり、

階段を上ったり下りたり、

脱ぎかけた服を引き留めたり……

いわゆる”いつものやつ”がフルコースでやってきました(笑)

でも、

泣かなかった。

怒らなかった。

大きく崩れなかった。


「もう帰る!」と地べたに寝っ転がって叫んでいた数年前の姿を思い出すと、

明らかな成長を感じました。

40分の待ち時間、検査の30分、がんばったしょーくん。

そして母もがんばった(笑)。

更新の結果と市役所での手続きへ

診断結果は、発達指数(DQ)26

発達年齢は、1歳10ヶ月相当とのことでした(実年齢は7歳)。

この数字を見て、

少しそわそわしました。

「この結果を見るたびに、何かを突きつけられるような気がする」

——そんな思いを抱える親御さんも、きっと少なくないと思います。

私も、正直ぐっと胸が詰まりました。

でも、

今日あの待ち時間をがんばったしょーくんがいる

その事実の方が、ずっとずっと大事なんだと、今は思っています。

市役所での手続きに必要なもの

その後、

市役所に移動して、手続きを行いました。

ここで必要だったのは

  • マイナンバーが分かるもの(親子分)
  • 今使っている療育手帳
  • 顔写真(縦4cm×横3cm)

顔写真の準備は「奇跡の一枚」を狙え!

顔写真は、たまたまうまく撮れた写真をコンビニでプリントしました。

自閉症の子の写真撮影って、

本当に「奇跡の一枚」だと思います!

じっと座って、カメラ目線で、笑顔で…なんて、普段は絶対無理(笑)。

だからこそ、

日頃から「これは!」という写真があったら、

すぐ保存しておくことをおすすめします。

写真は前もって用意しておくと安心です!

更新にかかる費用は基本無料!

療育手帳の更新自体にお金はかかりませんでした。

ただし、

検査結果を自宅保管用に欲しい場合は、郵送費として110円切手を持参とのこと。

我が家は記録として残しておきたかったので、切手を持参しました。

おわりに:更新日は「確認の日」でもある

療育手帳の更新って、

たしかに「手続き」ではあるけれど、

今、どんな支援が必要か

どこまで育ってきたか
を見直す、

確認の日でもあるんだなと感じました。

結果の数字は変わらないかもしれない。

でも、

その日の中で見えた”変化”や”がんばり”は、確かにそこにある

しょーくんはあの日、

待ち時間の中で自分を保ち、

検査で新しいことができるようになり、

人とのやりとりの中で少し成長した自分を見せてくれました。

それだけで、私は「前よりずっとできることが増えた」と思えます。

これから更新を迎える誰かの参考になったらうれしいです。

そして、この記事を読んで、

うちも疲れたけど、がんばったよ

と共感してもらえたら、もっともっと嬉しいです。

読んでくださり、ありがとうございました。

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