自閉スペクトラム症の服薬体験 – 眠りへの一歩と薬物療法の影響

こまち

こんにちは、こまちです。

発達障害を持つお子さんを育てているパパ、ママ、みなさま、こんにちは。

わたしも、発達障害児を育てる親の一人です。

うちの長男(5歳)は、

2歳の頃「注意欠如多動症」「自閉スペクトラム症」「知的障害」と診断されました。

診断がついたときの記事はこちら↓

診断名は【注意欠如・多動症】
息子が1歳を過ぎた頃から「発達障害かも…?」と疑っていた私は、2歳のとき、はじめて発達外来を受診しました。その時の様子をまとめました。
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今回の記事では、うちの5歳のしょーくんがはじめて「リスパダール」を服用した時の経験をブログでシェアしたいと思います。

 

 

子どもの成長過程は、親としての新たな挑戦の日々。

「リスパダール」と「メラトベル」の服薬が、わたしたち家族にどのような影響をもたらしたのか、お伝えします。

 

 

リスパダールは、自閉スペクトラム症の治療に使用される薬です。

自傷行為や攻撃的な行為=「易刺激性」をコントロールするために処方されます。

定期的に通っている児童精神科を受診したとき、わたしはこんな相談をしました。

 

こまち
こまち

とにかく多動!とにかく寝ない!

とにかくヘトヘトでした。

 

毎日毎晩、日付が変わらないと眠らないしょーくん。

 

放っておけば高いところから飛び降りたり、壁を蹴ってしまうから離れることもできない。

 

わたしたち親は寝不足…。

 

先生に相談する際に、わたしは3つのデータを用意していました。

 

 

1、睡眠データの収集

まず、しょーくんの睡眠に関するデータを記録しました。

就寝時間、起床時間、夜中の目覚め回数、寝つきの遅さ、寝ている時間など。

数字として先生に見てもらうことで、状況を把握して欲しかったんです。

 

2、日常生活への影響

不眠がどのように日常生活に影響しているかをまとめました。

保育園では、お昼寝の時間以外でも自分の布団を持ち出してゴロゴロしている。

 

児発でも課題に取り組まず押し入れに登って横になっている。

自宅以外でも行動に問題が出ていました。

 

3、自宅での試み

なんとか眠らせようと家庭でした努力についてデータにしました。

・日中の活動を楽しむ:保育園と児発に相談し、しょーくんのペースに合わせて体を動かす遊びをしてほしいとお願いしました。

昼間にたくさん体を動かし、夜には眠たくなる…と期待していました。

 

・静かな時間: 寝て欲しい時間の30分から60分前には、しょーくんの好きなパズルに誘い、黙々とさせていました。

静かな遊びと、頭を使うことで眠たくなるのでは…と期待していました。

 

・部屋を暗くする:しょーくんの寝る部屋は、リビングに置いたベビーベッドです。

窓は雨戸があるので、夜間には音も光も入りません。

暗い環境は睡眠を促すはず…と期待していました。

 

期待していました…という言葉の通り、すべて上手くいきませんでした(泣)

 

以上のデータを先生に伝えると、

 

先生

服薬を試してみましょう。

と、話が決まりました。

 

 

服薬の提案をされたとき、正直わたしは不安と期待が入り混じった気持ちでいっぱいでした。

 

いえ、期待がかなり大きかったです

 

「薬物治療が受けられる…!!やった!!」と。

 

先生

 

このお薬で、少し眠たくなるかも知れません。

先生からのこの言葉も、かなり希望を持たせました。

この頃のしょーくんは、

日付が変わる前に眠ることがなく、

目を離していれば壁蹴りをして、

とんでもない騒音を出していましたから。

 

はじめての服薬。

自閉スペクトラム症のお薬。

しかし…、

期待していた予想とは異なる現実が待っていました。

 

 

最初の数週間は、正直に言って、何も変わらなかったように感じました

旦那と一緒に、肩透かし。

 

こまち
こまち

思ってたんと違う……

リスパダールを飲んだからと言って、しょーくんの行動や睡眠パターンには、変化なし

 

こまち
こまち

これ…意味あるのかな…

服用したその日にぐっすり眠るようになる&衝動性が落ち着く。

 

そんな薬、

あったらめちゃくちゃ怖いじゃん、

と今なら冷静に言えますが、

 

この頃、

藁にも縋る思いの服薬での効果がないことに、

勝手にショックを受けていました

 

 

不安と共に服薬を続けること数ヵ月。

なんと……

驚くべきことに!

しょー君の寝る時間が早くなったんです!!

 

こまち
こまち

パパ!見て!寝てる!!

 

以前は深夜にも壁を蹴ったり飛び跳ねたりして騒ぎ続けることが多かったのですが、

 

22時頃には静かになり、

 

大好きな毛布にくるまって眠ります。

 

これでもまだ、子どもには遅いかも知れませんが、それでも進歩です。

 

夫婦でめちゃくちゃ喜びました。

 

 

しょーくんがリスパダールの服用を続ける中、睡眠時間は伸びていきました。

 

しかし、

日中の衝動性はあり、

危険と隣り合わせの日々を元気いっぱいで過ごしていました。

 

その頃、医師からはメラトベルという眠剤を使いましょうかと提案が。

 

先生

睡眠をしっかりとることで、生活のリズムを整えていきましょう

こまち
こまち

(さらに新しい薬!やった!!)

おおお!

更に新しい薬、やった!と喜んだわたしでしたが、

メラトベルを服用するようになってから、

しょーくんは不安定な気分や興奮が続きました

 

 

急に泣き出してパニック状態になったり、

自分の頭を床に打ち付けたり…

保育園の連絡帳でもその様子が書かれており、

パパからも「薬増やしたからじゃないのか?」と言われ、

辛い時期でした。

 

 

こまち
こまち

薬…やめようか…

 

そんな風に思うときもありましたが、次の受診の時までは飲ませよう、と続けました。

 

「また飲ませるの?」という旦那からの言葉にも耐え、ストレスを抱えながらの服薬。

 

その甲斐あってか、時間と共にしょーくんの興奮は落ち着いていき、寝る時間が早くなりました。

 

信じられますか?

今まで日付が変わらなければ眠らなかったしょーくんが、

21時前にはベビーベッドで寝息を立てているんですよ?

 

リスパダールとメラトベルの合わせ技が、しょーくんの眠りに役立っているのを実感しました。

 

この変化は、しょーくんの成長にも影響を与えていきます。

 

 

リスパダールには、しょーくんの衝動的な行動や、不安定な気分を改善してくれるのを期待していました。

 

はじめは期待に反して、効果ないじゃん…と肩透かしを食らった時期もありました。

 

それでも服薬を続けた数か月後、寝る時間が早くなり、自傷行為が減少。

 

こまち
こまち

お薬が効いたんだね!

一方、メラトベルは睡眠を改善するために処方されました。

服用を始めたころ、何が原因だか分りませんが、不安定な気分になることが多かったです。

 

こまち
こまち

薬のせい?違うよね?

でも、服薬を続けることで、早い時間に就寝できるように。

 

以前の夜遅くまでの大騒ぎが、21時頃には静かになったんです!!!

 

頻繁に起こっていた夜通しの興奮、壁蹴りもちょっぴり少なくなり、

 

またひとつ、安定した生活に近づきました。

 

 

メラトベルとリスパダールの合わせ技で、しょーくんは健康的なリズムで生活ができています。

 

しょーくんの安定=家族全体の生活の安定です。

 

これからも服薬を続け、しょーくんの成長を見守っていきたいと思います。

 

もしもお子さんの睡眠に困っている方がいましたら、3つのデータ、書いてみてください。

・睡眠

・日常生活への影響

・自宅での試み

 

より良い支援方法が見つかることを願っています。

 

読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

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