薬=押さえつけ…?自閉スペクトラム症の長男が薬を飲んで得られたメリットとは!

こまちこまち

こんにちは、こまちです

自閉スペクトラム症・軽度知的障害の長男は4歳。

 

3歳の時から「リスパダール」を服薬しています。

 

発達障害のお子さんのパパ、ママの中には、

小さい子どもに薬を飲ませることに抵抗がある

と考えている方が少なくないと思います。

 

そうですよね。

薬を使って、

子どもの気持ちを落ち着けるなんて、

子どもに悪いことをしている気分になっちゃいますよね。

 

でもその罪悪感って、

子どもにとっての「メリット」を見逃しているからなんです。

 

この記事では、

長男に服薬をすすめられたとき、私たち親が考えたことを書いていきます。

 

 

うちの4歳がまだ2歳の時のこと。

通い出した発達外来で

多動がひどくて、夜中までテンションが高いし、

 

本棚やシンクに上り高いところから飛び降りる。

 

本人には危険なのが分からないので、何度も繰り返してしまう

 

と相談しました。

 

当時、0歳児の赤ちゃんが寝ている部屋にも侵入し、

 

するするとベビーベッドに上り、

 

ぴょんぴょん跳ね出し、

 

危うく赤ちゃんを踏んづけそうになりました。

 

赤ちゃんに何かあってはいけない、と我が家はピリピリした空気

 

長男を叱っても仕方ないのが分かるので、

 

旦那と私でお互い、

 

「どうして赤ちゃんの部屋に入るの止めないの?」

 

「気付かなかったの?ちゃんと見ててよ!」

 

と言い合いになることも……。

 

 

そんな生活が続く中、職場から家に帰るのが本当に嫌でした。

 

旦那も私もイライラしてストレスだらけの生活

 

長男の行動を「ダメ!」と制限するだけのおうち時間。

 

終わりが見えないそんな生活に、泣いてしまったこともあります。

 

だからこそ、病院受診の際に、「辛いです」と言えました。

 

努力や気合ではもう太刀打ちできないと追い詰められていたんです。

 

 

3歳になった長男に、先生から提案されたのは、お薬を使うこと。

 

処方されたのは「リスパダール」という、興奮を抑える薬でした。

 

 

わたしはお薬肯定派です。

 

お薬を服用することで安定した毎日を過ごせるなら

 

お薬を使ったって良いじゃない

 

ここは夫婦で意見が一致していました。

 

 

わたし自身、

大人になってから判明した「てんかん」の治療のため、

抗てんかん薬を飲んでいます。

今のところ、これから先ずーっと一生飲まないといけないと言われています。

 

服薬することで発作が抑えられ、

毎日が快適に生活できるなら、

「飲む」以外の選択肢はありませんよね。

 

ズバリ言います。

 

 

「お薬を飲んで手に入れる安定した生活で問題ない!」

 

 

薬を飲んでいない状態が健康、普通ではなく、

薬を飲んで楽に生活できるのならそれが普通なんです。

 

わたし自身が1日2回の服薬をこの先もずっと続けていく身。

「薬を飲まなくなって初めて完治」という考え方は持っていません。

 

 

自閉スペクトラム症の興奮・癇癪・多動はどうしても叱る場面が多くて

 

心の成長を妨げてしまうとも考えています。

 

お薬の力を借りることで

 

本人も自分のテンションに振り回されず

 

安定した状態で過ごせるといいですよね。

 

 

まとめると…

 

わたしの考える「服薬のメリット」

☑子ども自身が自分のテンションに振り回されない

 

☑叱られる経験が減る

 

☑親も精神的にゆとりが持てる

 

これが、投薬治療についての私の考えです。

 

努力や根性は大切ですが、

 

アレもコレも気合が足りないからだ!

 

なんて考えでは親が潰れてしまいます。

 

必要ならお薬を処方してもらうのもひとつの方法です。

精神的に余裕が持てるって本当に大切です。

 

余裕があると、落ち着いて子どもに向き合えます

 

子どもとの信頼関係を作っていく手助けにもなりますよ。

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

 

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