発達障害の原因を探し続けた私へ。夫のひとことに救われた夜

障害の診断がつくと、多くの親が一度は考えることがあります。

「どうして?」
「何が原因だったんだろう」

私もそうでした。

誰にも責められていないのに、

自分だけが自分を責め続けていた時期があります。

そんな私が、

ある日の夫のひとことで、

ふっと肩の力が抜けた出来事を記録しておこうと思います。

こまち
こまち

こんにちは、こまちです

わが家の長男・しょーくんには、自閉スペクトラム症と重度の知的障害、多動があります。

言葉で気持ちを伝えることは難しく、

日常生活の中でもたくさんの支援が必要です。

それでも、

好きな音楽を聴いたり、

自分のペースで遊んだりしながら、

毎日をしょーくんらしく過ごしています。

今では、

目の前にいるしょーくんを見ながら、

「この子が安心して過ごすために、何ができるだろう」

と考えることが増えました。

でも、診断を受けたばかりのころは違いました。

どうしてこの子には障害があるのだろう。

何か原因があったのではないか。

そんな答えの出ない問いを、

何度も何度も繰り返していました。

今回書くのは、

そんな私の心にまだ残っていた「原因を探す気持ち」に、

夫のひとことがそっと区切りをつけてくれた夜のことです。

義母の何気ないひとこと

先日、家族でごはんを食べに行きました。

しょーくんは放課後等デイサービスの日だったので、

私、長女、次男、夫、義母の5人です。

食事をしながら、義母がふとこう言いました。

「なんで、しょーくんはああなったのかなぁ。1歳のころは手遊びとか、ちゃんとやってたのにね」

「高熱の後遺症とか、あるんじゃないの?」

責めるような口調ではありませんでした。

義母は今まで何冊も本を読んで、
発達障害について知ろうとしてくれました。

しょーくんともたくさん関わってくれて、
いつも理解しようとしてくれる人です。

だから私は、
責められたなんて一ミリも思いませんでした。

それでも──

胸が少しだけ、ぎゅっと締めつけられました。


本当は、私自身が一番「原因」を探していた

あの言葉が引っかかったのは、

義母の言葉が悪かったからじゃありません。

きっと、
私の中にまだ残っていた傷に触れたから。

診断がついた頃。

私は毎日のようにネットを検索していました。

「あの高熱かな」

「妊娠中に○○したから?」

「あのとき、もっと早く病院へ行っていたら…」

原因なんて分からない。

そう頭では分かっているのに、

何か一つでも理由を見つけたくて、

過去ばかり振り返っていました。

誰にも責められていないのに、

一番責めていたのは、

私自身だったのかもしれません。


「そんなの分かったって、仕方ないだろ」

そんな空気の中、

夫がぽつりと言いました。

「そんなの分かったって、仕方ないだろ」

私は何も言っていません。

それなのに、

その一言が、まっすぐ胸に入ってきました。

「あぁ、この人は分かってくれてる」

そう思いました。


過去じゃなくて、今のしょーくんを見てくれている

原因を探すことより、

今のしょーくんをどう支えるか。

過去を悔やむことより、

これから家族でどう生きていくか。

夫はいつも、

自然とそっちを向いています。

だからあの一言は、

「もう過去に縛られなくていい」

そう言ってもらえたような気がしました。

嬉しかった。

少し切なかった。

でも、やっぱり嬉しかった。

心をそっと撫でてもらったような、

そんな夜でした。


後日、ありがとうを伝えたら…

どうしても気持ちを伝えたくなって、

後日、夫にLINEを送りました。

「あのときの言葉、本当に嬉しかった。
ありがとう。」

返ってきたのは、

言葉ではなく、

ぺこりと頭を下げるスタンプ一つ。

思わず笑ってしまいました(笑)

「あぁ、らしいなぁ」

って。

多くは語らない人だけど、

ちゃんと伝わっていたんだなと思いました。


まとめ|原因を探すより、大切なこと

障害のある子を育てていると、

「どうして?」

と考えてしまう瞬間があります。

原因を知りたい。

過去を振り返ってしまう。

そんな日もあります。

でも、

原因が分かったとしても、

今日のしょーくんは変わりません。

だから今は、

「どうしてこうなったか」より、

「今日、この子が笑って過ごせるか」

を大事にしたい。

夫のあの一言は、

きっとこれから先も、

何度も思い出す言葉になると思います。


🌷あとがき

この記事を書きながら、

また少し泣いてしまいました。

でも最後は、

LINEの「ぺこり」スタンプを思い出して笑っていました(笑)

いつか何年後かに読み返したときも、

きっと私は、

少し泣いて、

少し笑うんだろうなと思います。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

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